遊び心
職人は頑固で、不器用で、寡黙で。そんなイメージがあるかもしれない。現在の職人は変わってきてるかもしれないが、ジュエリーの職人においては遠くないイメージかもしれない。
職人がブランドや個性的なジュエリーを見たときに、技術的に作りがわかることが多くある。ただ、それを生み出すことは作りがわかることとは全く違う能力だ。そんなことは当然だが、自分が職人として思うことは、職人が困る作品を作りたい思う。
そのために必要なことは確かな技術と経験、そして「遊び心」だと思う。
人生を語れるジュエリー
流行、類似品、量産。簡単になんでも作れる時代に世の中を席巻しているものがある。その中で真に個性を見いだすことは、もはや難しいことになっているのかもしれない。多様化とは言うが、人と違うことは弾かれることもあったりする。
でも弾かれてもいいんじゃないかと。賛否のないものほどつまらないものはない。尖りに尖って、そうして初めて世界は作られるのだと思う。
多くの人には理解されないだろう。ただ雷に打たれた様な、そんな作品を作りたい。人生を語れるそんなジュエリーをお届けしたい。